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星の空探検隊 -5- 土星高速
「ひょえい。」
土星高速に入ったら、あっという間に十二星座まで飛んで行く。
「地球に上ってばっかりだな。」
高速船の渦を見ていた。
「これが一番か、片付けとか後味とかそういうのが受けるのかな。」
ハルトはユーキにもらった肉まんに五つ星を点けて、曖昧なことを考えた。
「面倒くさい男ってやーね。」
アスカが言っていたのである。
ハルトは面倒くさいなんて良くないことを言うもんだ、そう思っていた。
そして、アスカになびいたのである。
ハルトは分かっていなかった。
でも、ハルトのわずかに言うこころとは、そうだったのである。
アスカとハルトに向き合い、それを解決する。それが鍵だとしたら、
運命のいたずらに振り回されたとして、納得が行かなかったかもしれない。
そう、ハルトがちょこっとアスカにグレてる。
それがこの宇宙でハルトを見つけ出すことができる手がかりだったのだ。
アスカとハルトって仲いいのかどうかは、そんな良くないが、
この2人があの宇宙ウサギだか、何だかの思惑に気付くまでの話である。
ハルトは肉まん信者になっていた。
「次は買うか。」
ブオー
大型の高速船が横を走る。
暗闇をつんざいてビームライトが走る、徐行。
なんてことはない。
ふたご座まであっという間だって思う。
「コンセントレイション、ハルト集中して。」
アスカはソーラーシステムから映像を見ていた。
「百年もさかのぼるつもりなの、このお馬鹿さん。少しは私を見なさいよね。」
「お嬢、今日のエネルギーは十分です。」
「はいはい。」
宇宙ウサギはお金の計算をしていた。
ハルトを見ていたら、心配になったのだ。
「小僧のせいで仕事になってねえか気をつけろ、金は地球で使ってオワリなんだよ。」
何だか、宇宙が騒がしくなってきましたね。