星の空探検隊 -1- 広い宇宙に何かある

  
  
  
  

「僕はもう行かなくては。」
切ない気持ちで一杯だった、居ても立っても居られなかったのだ。

「馬鹿。」
何もかも知りすぎていた、私は通信機を取り出した。
「あの人をリモートでキャプチャーして。」
「どこだ。」

コスモモペッドのアクセルグリップを回した。
ピキピピ

「あの子の喜ぶものがきっとある、宇宙は美しい。」
雲を突き抜けて電離層へ向かった、衛星やら何やら騒がしい。
「早く会いたいね。」

焦れるようだった、大気圏を抜けると月が見える。
「寄っておくか。」
コンビニに寄る気分だった。

星は想い合っていた、近づいては離れ、離れては近づいて。
しかし、それ以上に寒かった。
星の巡りあわせとは寂しいものだった。
「地球は青い光を放っていた。」
木星が言う。
「時間が合わない、寿命かもしれない。」
「愛してる、いや違うのか。」

太陽系はピザのデリバリーサービスが多いようだ。
混んでいるわけでもない。
「ピザが食べたいよ。」

「あの人はピザとか食べるかな。」
ピザより良いものがある、そんな気持ちだった。
「クリスタルでもダイヤモンドでもない。」
「夢や愛、希望、春風。心の答えがきっとあるさ。」

ウンパカ号なんて言ったら失礼よね。
「いってらっしゃい、すぐ行くわ。」