星の空探検隊 -2- 月の秘密基地

  
  
  
  

月に着いた、海の中には秘密基地があった。

「中はどうなっているんだ。」
ベルトコンベアが無機質な植物を運ぶ。
「ウサギだ。」
黒装束に身を包んだ人類、宇宙ウサギが基地から出てくる。

「人の気配があったような。」
「写真だな。」
「報告を入れておいた。」

ここは木星か、食品工場か。
地球に帰ろうか。

「いや、一つの側面に過ぎないのさ。もっと美しい。」

ヒューンと飛んでいく、彼の心には誰も追いつかなかった。
「どうする。」
「なるほど迷った。」
「勝てるだろう。」

「追うぞ。」
宇宙ウサギはハルトを追い始めた。

「あら、ウサギじゃないのね。」
アスカは夜行列車からハルトをモニターしていた。
「連絡くらい入れますか。」

ハルト、月は危ないけど大丈夫。
はやく帰ってきてね。

まだ、音のない宇宙だった。
デパートが金星にある、欲しいものはないか。
雲に覆われた宇宙の宝船だった。